第3回分子ロボット倫理研究会を開催します(11月11日(土)田町CIC)

第3回分子ロボット倫理研究会 を開催します。奮ってご参加ください。

JST「分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創」キックオフ大会

開催期日 2017年11月11日(土)13:00 – 17:00 
開催場所 東京工業大学(田町キャンパスイノベーションセンター)多目的室4
世話人  小長谷明彦(東工大)
参加費  無料 (当日参加も可能です)
懇親会参加登録 人数把握のためなるべく事前登録をお願いします。

開催趣旨

分子ロボットのような先端技術に関してはSF的な期待感あるいは恐れから様々な倫理的・法的・社会的影響(Ethical, Legal, and Social Implications、ELSI)の問題が浮上しかねない。このようなELSIの議論の盛り上がりは、論点の多様化と深化をもたらす反面、時として社会の中で議論すべき議題の混乱を招きやすい。これを解決するために、標葉グループが開発するリアルタイム技術アセスメント(RTTA)システムを活用する。RTTAを用いて分子ロボットELSIに関して技術・社会双方の幅広い知見・意見を集めることで、分子ロボットの推進に必要な原則案、基礎研究ガイドライン案、医薬品応用ガイドライン案の策定を図る。

プログラム
13:00 – 13:40
小長谷明彦(東工大):「分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創」について
13:40 – 14:20
標葉隆馬(成蹊大学):「メディア分析から見る、分子ロボティクスの語られ方の可能性」
14:20 – 14:50
小野 喜志雄(順天堂大学):「BIOMOD2017参加報告:ELSIの観点から」
14:50 – 15:20   休憩
15:20 – 16:00
河原直人・塩塚政孝(九州大学・先端融合医療創生センター):分子ロボット技術に関する原理・原則の策定に向けて
16:00 -17:00
意見交換会
(グループに分かれて来場者も交えて「分子ロボット原則」について自由に議論します。意見交換が目的であり、とくに結論は出しません。)

17:30- 懇親会 (参加費4500円、田町駅周辺を予定)

JST「人と情報のエコシステム(HITE)」の平成29年度募集に採択されました(10月1日)

分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創」(分子ロボットELSI:代表 小長谷明彦)がJST「人と情報のエコシステム(HITE)」の平成29年度募集に採択され、3年間のプロジェクトとして10月1日より開始しました。

情報技術・分子ロボティクスを対象とした議題共創のための「リアルタイム・テクノロジーアセスメントの構築(代表 標葉隆馬(成城大学))」との共創で分子ロボット研究に必要な原則、基礎研究ガイドライン案ならびに医薬品応用ガイドライン案の策定を行います。

ご参考:

HITE 平成29年度新規プロジェクト課題

第3回TechArt越境研究会(2017年6月14日、藝大)に参加

東工大と藝大の交流を目的としたTechArt越境研究会に参加し、「分子ロボティクス:ミクロ世界の人工物構築法」と題して発表しました。渋谷ヒカリエホールで開催した「科学・アート・デザインの実験」の時と同テーマでしたが、研究者のコミュニティということで少し技術的な内容にしました。

TechとArtの融合という、ある意味両極端にある技術領域ですが、大変興味深い発表が続き、内容の濃い研究会でした。今後も機会があれば参加してゆきたいと考えています。

 

東工大×ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティンズ校合同シンポジウムで講演します(2017年5月27日、渋谷ヒカリエホール)

東工大×ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティンズ校合同シンポジウム 「科学・アート・デザインの実験」において、分子ロボットおよびDNAオリガミの講演をすることになりました。

科学と芸術との融合。果たして、どんな議論になるのでしょうか。今から楽しみです。

5月27日のシンポジウムのプログラムについては こちら を参照ください。

科研費基盤A「分子ロボティクスによる糖尿病モデルマウス血糖値制御法の研究」が採択されました

分子ロボティクスの医療応用に向けて、多機能性リポソームを用いた血糖値制御法に関する研究が科研費基盤Aに採択されました。3年間で、マウスへの投与実験を目指して研究を進めたいと考えています。

 

 

第63回人工知能学会生物情報研究会(SIG-MBI)で講演(2017年3月24日,JAIST)

毎年恒例のAISTでのSIG-MBIにおいて、小長谷が「新学術領域「分子ロボティクス」の成果と今後」と題して講演しました。分子ロボティクスについて最初に講演したのは2013年3月のSIGMBIでしたが、その時のスライドを用いながら5年間の進捗と成果をアピールしました。

また、渡邊健太君が修論のテーマである「セマンティックネットワークを活用した医薬文書理解システムの構築」について講演し好評を得ました。

プログラムおよびアブストラクトについてはこちらをご覧ください。

 

 

1st International Symposium on Molecular Robot Ethicsを開催(2017年3月13日,東大本郷キャンパス小柴ホール)

JSTプロジェクト企画調査「分子ロボット技術に対する法律・倫理・経済・教育からの接近法に関する調査(小長谷)」の一環として、下記のシンポジウムを開催しました。

1st International Symposium on Molecular Robot Ethics
13:30-17:35 March 13th, 2017
Koshiba Hall, The University of Tokyo

同じく、JSTプログラム調査研究に採択された「リアルタイム・テクノロジーアセスメントのための議題共創プラットフォーム試作(標葉)」の吉澤先生のご協力により、テクノロジーアセスメントの専門家ならびに、ナノ技術、合成生物学の分野活躍されている倫理の専門家に来日して頂き、貴重な講演と有用な議論をさせていただきました。分子ロボティクスの健全なる発展を推進するためには、このような議論はきわめて重要なので、今後とも国際シンポジウムを継続してゆきたいと考えています。

プログラムおよびアブストラクトについては、こちらをご参照ください。

祝!渡邊健太君がLODチャレンジ2016にてDbpedia賞を受賞(2017年3月11日,東大本郷キャンパス)

オープンデータの活用例を競うLOD(Linked Open Data)チャレンジ2016において、渡邊健太君(M2当時)がアプリケーション部門で見事Dbpedia賞を受賞しました。

受賞テーマは修論で開発した推論システムPROLOQL Extensionを用いた医薬品添付文書のLODを利用した文書理解補助システムです。

医薬品添付文書は薬物の化合物名など専門用語が多く、普通の人が読んでもなかなか意味を理解することができません。本システムは人間がウイキペディアを使って専門用語を調べるように、推論システムが関連するWEBサイトを自動的に探して表示してくれます。

 

源氏絵データベース科研準備会で河野文弥君が発表(2017年2月23日田町CIC)

源氏絵研究の推進のために源氏絵データベースの整備を恵泉女学園大学稲本万里子教授と進めています。この一環として、2月23日に開催した準備会において河野文弥君が修論のテーマである「Deep Learningを用いた源氏絵の画像認識」について発表しました。

源氏絵に登場する貴族や女房の顔の特徴から流派をDeep Learningを用いて自動判定するという野心的な研究でしたが、狩野派・岩佐派と土佐派の間ではまあまあの識別精度が得られることがわかりました。河野君、短期間にうまく研究をまとめてくれてどうもありがとう。

情報系の研究だと、ともすれば、Deep Learningの学習法による分類精度の良し悪しに目が向きがちですが、何故その画像の分類が正しくできなかったのか、流派の本質的な特徴の違いは何なのかについて、美術史の専門家の意見を聞くことができ、大変参考になりました。

美術館関係者からは仮想現実(VR)技術に対する興味が示されたので、今後、源氏絵のVR化についても検討してゆきたいと思います。

 

分子ロボッティクス/分子ロボット倫理合同研究会を開催(2017年2月11日,田町CIC)

2017年1月に開催した合同研究会に引き続き、2月11日に田町CICにおいて分子ロボティクス/分子ロボット倫理合同研究会を開催しました。今回のテーマは、「分子ロボティクスと医薬品開発との接点について」で、もし分子ロボットを医薬品として使うとしたらどのようなことを事前に考えておかなければならないのかについて、橋渡し研究(translational research)、規制科学(regulatory science)、医学倫理および先行する合成生物学の米国事情についてご講演頂きました。

基礎研究としての分子ロボティクス研究と実応用を前提とした医薬品開発とのギャップを理解するうえで大変参考になりました。改めて講師の先生方ならびに協力頂いたスタッフの皆様に御礼申し上げます。道のりは長いですが、一歩一歩進めることが分子ロボットの実用化には不可欠と思っています。

講演プログラムおよびアブストラクトについては、こちらをご覧ください。